okanの手紙

3人の大切なこども達に遺したい言葉やメッセージ+時々あなた達の神語録。あなた達や、これを読んだ誰かの今を少しでも照らせたらokanはうれしい。

迷いは伝わる

働きながらの子育ては、

常に葛藤と迷いの連続です。

 

「これでいいのかな」という葛藤と迷い、

そして、正直、罪悪感を感じることも多々・・・・。

 

その中で

okanがいつも心がけていたこと。

それは、

「一度決めたら、迷わない。

 親の迷いはこどもに伝わる。

 迷いはこどもを苦しめる。」

ということです。

 

okanの好きなセリフに、

重松清のベストセラー「とんび」に出てくる、

「お前はかわいそうな子じゃない!!」

という言葉があります。

 

熱が出て、しんどい時に病児保育で過ごす時間。

お友達が次々お迎えで帰っていく中、ひとり最後まで残っている保育園。

しんどいのに無理やり「行っておいで!」と背中をおされた小学校。

親が来ない授業参観。

 

okanも罪悪感いっぱいで、でも仕事の調整上どうしようもなくて、

仕方なく決めたこと、何回もありました。

 

でも、決めたら迷わない。

「あ~、うちの子、大丈夫かな・・・。

 かわいそうなことしたかな・・・。」

なんて思っていたら、その態度や気持ちは

こどもにも伝わる。

そして、伝わったこどもは、

「あ、私ってかわいそうなのかな・・・」と

思ってしまう・・・。

 

だから、一度決めたら迷わない。

「とんび」に出てくる、

「お前はかわいそうな子じゃない!!」という言葉は、

(親だけじゃなく)周りの大人がこどもに対して贈る

とても強いやさしさのこもったメッセージだと思います。

 

今思えば、

okanのこどもは、

okanと一緒に過ごす物理的時間が少なかった分、

保育園や学校の先生、学童の先生、

祖父母や友達のお母さん等、

たくさんの人に支えられ、守られて成長したのだと思います。

 

一緒に子育てをしてくれたたくさんの人達に、

感謝いっぱいのokanです。

 

だから、いま両立真っ最中のワーママの皆さん、

大丈夫ですよ。

どうしても仕事を優先しなくちゃいけなくて、

子どもに無理させる日があっても大丈夫。

あなたがこどものことを大好きだったら、

あなたのこどもは、

かわいそうなこどもじゃないんです。

 

あなたが物理的に関われなかった時間は、

まわりの大人の人達が、

あなたの子どもを大切にしてくれている時間なのです。

だから、迷わないで。

迷いは伝わるから。

伝わった迷いは、大切なこども自身を苦しめるから。

 

「あなたのこと、大好きやで。」

「大事な大事な宝物やで。」

そう伝え続けていれば、大丈夫だとokanは思うのです。