okanの手紙

3人の大切なこども達に遺したい言葉やメッセージ+時々あなた達の神語録。あなた達や、これを読んだ誰かの今を少しでも照らせたらokanはうれしい。

#85「大事にされたい」という欲求

okanのダンナと次女は、

ふたりとも「大事にされたい」という欲求が弱い。

簡単に言うと、『かまってちゃん』ではない。

 

世間には「大事にされたい」欲求が強い人がいる。

「大変だ!」とアピールして労いを求めるとか、

やさしい言葉をかけてほしいとか・・・。

 

これって、人間の本能だと思うけれど、

この欲求が強い人と弱い人の違いって何だろう、って考えてみた。

きっと、多分、それって、自分自身で自分のことを大事にできているかどうかなんだろうな、と思った。

 

自分で自分自身のことを大事にできているから、他人に対して「大事にしてほしい」と思わない。

 

自分で自分自身のことを「大事にする」のは、とても大切なこと。

そうすれば、他人から「大事にされたい」なんて思わなくなる。

 

無条件に、自分で自分のことを大事にする。

そうすれば、周りの人のことも大事にしようと思える。

 

「大事にされたい」人じゃなくて、「大事にする」人になってほしい。

あ、それって、昔からよく言われている「愛される人」じゃなくて「愛せる人」になってほしい、ってヤツだよね(笑)。

 

そう、「大事にする人」「愛する人」になってほしい。

そう思うokanなのでした。

#84 あなたの短所は誰かの居場所。誰かの短所はあなたの居場所。

最近、しみじみ思う。

自分の短所は誰かの居場所であり、誰かの短所は私の居場所なのだと・・・。

 

人間は、みんな長所と短所があって、得意不得意なこともそれぞれ違う。

でも、それでいいんだよ。

 

短所や不得意を克服しようとすることを否定はしない。

でもね、短所や不得意がある自分を受け入れていいんだよ。

そして、それは、短所や不得意があるまわりの人を、そのまま受け入れる懐の大きさにも繋がるんだよ。

 

例えば、okanは車の運転が苦手。だから、我が家では、車が必要な時は有無を言わずオトンの出番。

それに、okanは食材の買い出しも苦手。冷蔵庫に貼ってあるメモに欲しいものを書いておいたら、オトンチョイスと合わせてオトンがせっせと仕事帰りに買ってきてくれる。

それって、言い換えれば、どちらも我が家におけるオトンの居場所だよね。

 

そして、そんなオトンは、山盛り食材を買ってきてくれる割にはほとんど料理をせず、okanがせっせと作り置きを作成。

それに、子ども達の提出書類を書くのも苦手。昔は「これぐらい、書いてくれたらええやん〜」って思うこともあったけれど、今は、それってどちらもokanの居場所なんだと思える。

 

完璧になんでもできる人なら、一緒にいる人の居場所がなくなってしまう。

完璧になんでもやろうとすることは、相手の居場所を奪うこと。

相手の居場所、活かせる場所をちゃんと用意してあげるのも、相手に対する優しさなんだよね。

 

な〜んてこじつけに聞こえるかもしれないけれど、

人間誰でも短所不得意あって当然!無理にソコにテコ入れして直す必要なし!

 

あなたも、自分の得意や長所を大切にしてほしいし、あなたの隣の人にも得意や短所を大切にしてほしい。

そうやって助け合って生きていくから、毎日に感謝が生まれて幸せになる。

そう思うokanなのでした。

 

#83 不得意を克服するためのエネルギーを、得意を伸ばすために使う

人間みんな得意なものもあれば、不得意なものもある。

 

不得意を克服しようとがんばることも大切かもしれない。

でも、その不得意が自分にとって大して重要でないのなら、

その不得意を切り捨ててしまう方が人生は幸せかもしれない。

 

その不得意にかけるエネルギーを得意なことに注げば、

それはあなた自身の何倍もの大きな力になる。

限られた大切な自分自身の時間やエネルギー、すべてのリソースを得意なことに費やした方が絶対いい。

 

例えば、海を泳ぐ魚。

不得意な「空を飛ぶ」ということにどんなに憧れて克服しようとがんばっても、決して泳ぐことはできない。

でも、「泳ぐスピードを上げて、上手にエサをとれるようになる」という、得意を伸ばす方向にエネルギーを使えば、それは大きな成果になって帰ってくる。

 

例えば、okanの車の運転。

okanは車の運転が大の苦手。ずっとペーパードライバー。

確かに車の運転ができた方が便利だし機動力も向上するし、行動範囲が広がることも重々承知している。

でも、okanは車の運転を克服する気がさらさらない。

だって、その頑張っている時間って、とても苦痛。

それに、電車やバスでの移動が全く苦痛ではない。それどころが、好きな本を片手に公共交通機関で移動するのは、とても楽しい。

緊急の時は、タクシーに乗ればいい。誰かに「助けて」って言えばいい。

 

okanがめっちゃがんばって車の運転を克服したところで、たかだか「運転ができる」だけで、社会的貢献度も大して大きくなるとも思えない。

だったら、自分が得意なことを頑張ってパワーアップした方が、社会的貢献度も絶対高いはず。

なにより、自分の得意なことや好きなことは、頑張っている時間自体がほんと楽しい。

 

だから、あなたの大切な時間やエネルギーの限られたリソース、

自分の苦手なことじゃなくて、自分の得意なことに費やしてほしい。

その方が、人生楽しいし、あなた自身の人生が輝いてくる。

 

そんなふうに思うokanなのでした。

#82 人生の目的→「自分が笑う時間を長くする」と「誰かが笑う時間を長くする」

人生の目的ってなんだろう。

 

昨日読んだ本には「自分が笑う時間を長くすること」と書いてあった。

確かに!

人生、楽しむために生まれてきた!

そのとおりだ!!

 

と同時に「誰かが笑う時間を長くすること」という考え方もいいなぁと思った。

 

自分の周りの人が笑うことに幸せを感じる、

まわりの人の笑顔が自分の幸せにつながる、っていう考え方もあるよね。

 

自分が笑う時間を長くする、人生を楽しむ、それを大前提としたうえで、

周りの人も笑顔に幸せにできたら、もっとステキだよね。

 

そんなふうに思うokanなのでした。

#81 理想の男の人「殴られそうになった時」編

高2次女との雑談。

 

「(友達と揉めて)殴られそうになった時、どんな対応をする男の人がいいか」という他愛もない話。

 

「殴り返すのはサイアクやよね」

ここは、親子で意気投合。

 

「okanは、殴りかかってきた腕を『ぐっ!』と掴んで、にらみ返すぐらいの人がいいわ」と答えると、

「私は、あえて殴らせてあげて、相手の気持ちを晴らさせてあげれる人がいいわ」と次女。

 

人生何周目や?!と思わされた、深い回答でした。

さすがです、と感嘆の声しか出なかったokanなのでした。

 

我が子ながら、すごすぎる・・・。

#80 辛い記憶や苦しい記憶は、優しさになる。

okanは記憶が苦手で、いろんなことが片っ端から忘却の彼方に消えていく…。

辛かったことや苦しかったことも、意外とあっさり忘れていく…。

 

そんなokanに、長女は「イヤな記憶をさっさと忘れられるなんて、ええ性格やな〜」と嫌味半分に肯定してくれるが、次女の切り口は違っていた。

 

「辛い記憶や苦しい記憶は、誰かに優しくするためにあるなんで。

忘れてしもたら、優しくできへんやん。」

 

確かに…。

確かにツライ記憶は、他者への共感につながり、やさしさにつながる。

でもさっさと忘れちゃったほうが楽やしなぁ〜、と2つの奥が深い思考の間で揺れ動くokanなのでした。

#79「期待と圧力は違う」

まさに「末っ子!」オーラを全身から醸し出している、のんびり屋の中学生三女。

 

小さい頃は「そのうち、しっかりするだろう~」と思っていたが、中学生になっても全くその気配なし・・・。

アマアマ祖父母のような子育てをしてきた私が悪いのだが、さすがにこのままじゃマズイよな・・・、と思ってきた今日この頃。

 

最近は愛を込めて、少し厳しめに接していると、

大学生長女「最近okan、厳しいよな」とひとこと。

 

okanが「期待してるねん」と答えると、

大学生長女「期待と圧力は違うから」とばっさり。

 

確かにその通り・・・。

 

子育ては、やっぱりまだまだ難しい・・・。

最後まで難しいんだろうな・・・。

でも、それが幸せなのかもしれないな。

改めてそう思ったokanなのでした。