okanは記憶が苦手で、いろんなことが片っ端から忘却の彼方に消えていく…。
辛かったことや苦しかったことも、意外とあっさり忘れていく…。
そんなokanに、長女は「イヤな記憶をさっさと忘れられるなんて、ええ性格やな〜」と嫌味半分に肯定してくれるが、次女の切り口は違っていた。
「辛い記憶や苦しい記憶は、誰かに優しくするためにあるなんで。
忘れてしもたら、優しくできへんやん。」
確かに…。
確かにツライ記憶は、他者への共感につながり、やさしさにつながる。
でもさっさと忘れちゃったほうが楽やしなぁ〜、と2つの奥が深い思考の間で揺れ動くokanなのでした。